「夢はトリノをかけめぐる」 東野圭吾

夢はトリノをかけめぐる夢はトリノをかけめぐる
(2006/05/20)
東野 圭吾

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2006年2月18日。直木賞受賞パーティで朝まで騒いだ受賞作家は、一睡もできずに車に乗せられ、成田空港へ。横には、なぜか人間に化けた愛猫が。驚きと感動と疲労(?)にみちた、トリノ・オリンピック観戦旅行が始まる!


作家が書いたスポーツ観戦記が好き。村上春樹「シドニー!」とか沢木耕太郎「冠」 「杯」とか。作家ならではの視線でスポーツがほんとドラマチックにかかれててどれもおもしろかったなあ。
だけどこれは・・まず飼い猫が「夢吉」という青年に変身して一緒に取材に行くっていう設定からしてアウト!そして冬季五輪のマイナーさ。東野圭吾が冬季五輪ファンなのは分かったけど、やっぱりマイナーすぎるバイアスロンとかカーリングとかはそんなにいらないからもっとミキティを!自分の大好きなスキーのジャンプに関するうんちくはいいからもっと荒川静香を!と思わずにはいられない偏り方でした。

「日傘のお兄さん」 豊島ミホ

日傘のお兄さん (新潮文庫 と 17-2)日傘のお兄さん (新潮文庫 と 17-2)
(2007/10)
豊島 ミホ

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今でも鮮やかに蘇る、あの竹やぶの家と幼い頃大好きだったお兄さん。今、そのお兄さんが目の前に立っている。犯罪者として…。からっとしてるけどせつない、明るくて可愛いけど哀しい。そんな女の子の心を描く短編集。

短編集だけど表題の「日傘のお兄さん」が秀逸!幼児の頃遊んでもらっていた「日陰のお兄さん」と八年ぶりに再会したら、そのお兄さんはロリコン疑惑でネットで追われていた。お兄さんと一緒に逃亡する事に決めた中学生の夏実が生まれ故郷まで帰る道中の話。
泣かせるようなジーンとしたシーンと夏実の心のツッコミのバランスが見事、この年代を描かせたらやっぱり豊島ミホはうまいなあ。何でこの人が「女による女のためのR−18文学賞読者賞」という賞でデビューしたのか全くもって不明・・・。

「 東京奇譚集」村上春樹

東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
(2007/11)
村上 春樹

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奇譚(きたん)。それは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語−。『新潮』掲載に書き下し1篇を加えた小説集。


村上春樹はやっぱり短編より長編がすき。しかしわたしが年をとってしまったんだろうか。春樹ワールドについていけないというか距離を感じる・・・。唯一好きだったのは「ハナレイ・ベイ」かな。これは春樹っぽくてよかった。いい感じの終わり方で希望があるところが好き。

「片眼の猿」 道尾秀介

片眼の猿 One‐eyed monkeys片眼の猿 One‐eyed monkeys
(2007/02/24)
道尾 秀介

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俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。今はある産業スパイについての仕事をしているが、気付けば俺は、とんでもない現場を目撃してしまっていた…。サプライズマジシャンの大技・小技が冴えわたる!


この、張り巡らせた伏線が最後にパタパタと解決していく感じ。すっきりしたー。道尾秀介にしてはホラー色がなくて少し物足りない気もしたけど、忙しい年末に読むにはぴったりです。道尾秀介といえば「向日葵の咲かない夏」を初めて読んで衝撃だった。乙一の「夏と花火と私の死体」を乙一ブームが来る直前に北村薫のアンソロジーで見つけたときと同じくらいに。

道尾秀介 読了本
「シャドウ」
「向日葵の咲かない夏」

「福音の少年」 あさのあつこ

福音の少年福音の少年
(2005/07/20)
あさの あつこ

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小さな地方都市で起きた、アパートの全焼火事。同級生の少女が、焼死体で発見された。それは、単なる事故ではなかった。真相を探り始めた2人の少年に近づく謎の存在−。10代という若さにこそ存在する心の闇を昇華した作品。


悪くはないと思うんだけどなあ。一応ミステリーなんだけどどこかで読んだことがある話でインパクトがないし、あさの節というかくさいセリフが連発だし。あさのあつこは少年が好きで美化しすぎなんだよね。まあさらっと読めました。暇つぶしには良いかも。

あさのあつこ 読了本
「No.6♯1」
「No.6♯2」
「バッテリー1」
「バッテリー2」
「バッテリー3」
「バッテリー4」
「バッテリー5」
「バッテリー6」