「 東京奇譚集」村上春樹

東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)東京奇譚集 (新潮文庫 む 5-26)
(2007/11)
村上 春樹

商品詳細を見る


奇譚(きたん)。それは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語−。『新潮』掲載に書き下し1篇を加えた小説集。


村上春樹はやっぱり短編より長編がすき。しかしわたしが年をとってしまったんだろうか。春樹ワールドについていけないというか距離を感じる・・・。唯一好きだったのは「ハナレイ・ベイ」かな。これは春樹っぽくてよかった。いい感じの終わり方で希望があるところが好き。

「片眼の猿」 道尾秀介

片眼の猿 One‐eyed monkeys片眼の猿 One‐eyed monkeys
(2007/02/24)
道尾 秀介

商品詳細を見る


俺は私立探偵。ちょっとした特技のため、この業界では有名人だ。今はある産業スパイについての仕事をしているが、気付けば俺は、とんでもない現場を目撃してしまっていた…。サプライズマジシャンの大技・小技が冴えわたる!


この、張り巡らせた伏線が最後にパタパタと解決していく感じ。すっきりしたー。道尾秀介にしてはホラー色がなくて少し物足りない気もしたけど、忙しい年末に読むにはぴったりです。道尾秀介といえば「向日葵の咲かない夏」を初めて読んで衝撃だった。乙一の「夏と花火と私の死体」を乙一ブームが来る直前に北村薫のアンソロジーで見つけたときと同じくらいに。

道尾秀介 読了本
「シャドウ」
「向日葵の咲かない夏」

「福音の少年」 あさのあつこ

福音の少年福音の少年
(2005/07/20)
あさの あつこ

商品詳細を見る


小さな地方都市で起きた、アパートの全焼火事。同級生の少女が、焼死体で発見された。それは、単なる事故ではなかった。真相を探り始めた2人の少年に近づく謎の存在−。10代という若さにこそ存在する心の闇を昇華した作品。


悪くはないと思うんだけどなあ。一応ミステリーなんだけどどこかで読んだことがある話でインパクトがないし、あさの節というかくさいセリフが連発だし。あさのあつこは少年が好きで美化しすぎなんだよね。まあさらっと読めました。暇つぶしには良いかも。

あさのあつこ 読了本
「No.6♯1」
「No.6♯2」
「バッテリー1」
「バッテリー2」
「バッテリー3」
「バッテリー4」
「バッテリー5」
「バッテリー6」

「このミステリーがすごい! 2008年版」

このミステリーがすごい! 2008年版このミステリーがすごい! 2008年版
(2007/12/05)
このミステリーがすごい!編集部

商品詳細を見る


年末だ!このミスだ!
今年は、というか今年も、妊娠出産と忙しく20位以内で読了済みなのは2位「赤朽葉家の伝説」桜庭一樹と17位「悪人」吉田修一、19位「中庭の出来事」恩田陸のみ。
赤朽葉〜は文句なくおもしろかった!確か新聞の書評で見かけてすぐ取り寄せて一気に読んだんだった。悪人は朝日新聞の夕刊でリアルタイムで読んでた。今までの新聞小説の中では一番楽しみにしてたかも。恩田陸は内容さっぱり忘れた・・。
これからちょこちょこと気になったのを読んでいこうっと。

「がらくた」 江國香織

がらくたがらくた
(2007/05)
江國 香織

商品詳細を見る


誰にもとどめることはできない−。愛の歓びと怖さ、その光と影。官能をかき立て、知性を刺激し、情感を揺り動かす。2人の女性を主人公に語られる、愛と家族と時間の物語。『小説新潮』連載を単行本化。



江國香織のこのパターンは好きじゃないなあ。40代の柊子と15歳の美海の交互の一人称で語られる物語。自分とかけ離れすぎててさっぱり楽しめない。20代、30代が主人公のは最近のでも結構好きなんだけど。でもやっぱり最初の頃みたいな共感できる感じはなくなっちゃったな。それが残念。

江國香織 読了本
「雨はコーラがのめない」
「ぬるい眠り」
「号泣する準備はできていた」
「とるにたらないもの」
「東京タワー」
「いつか記憶からおこぼれおちるとしても」
「赤い長靴」
「間宮兄弟」
「泣く大人」
「ホテルカクタス」
「ウエハースの椅子
「薔薇の木枇杷の木檸檬の木」
「すみれの花の砂糖づけ」
「神様のボート」
「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」
「ぼくの小鳥ちゃん」
「冷静と情熱のあいだ」
「江國香織とっておき作品集」
「すいかの匂い」
「泣かない子供」
「流しのしたの骨」
「落下する夕方」
「十五歳の残像」
「つめたいよるに」
「こうばしい日々」
「きらきらひかる」
「思いわずらうことなく愉しく生きよ」
「いくつもの週末」
「絵本を抱えて部屋のすみへ」
「恋するために生まれた」
「なつのひかり」
「都の子」














ふゆじたく

人によく、「薄着だねー」と言われる。そう、寒がりのくせに結構薄着。肩がこるのでたくさん着るのは嫌なのだ。真夏はエアコンをがんがんきかせた部屋で毛布にくるまって眠るのが好き。真冬は暖房をごうごう焚いた部屋でTシャツ一枚で過ごすのが好き。
エコとは無縁の人間です・・・。
そんなわたしも最近ほんとに寒くなってきたのでようやく重い腰を上げてふゆじたく。
といってもパソコンでポチポチやるだけ。昨日ポチッとしたジャケットが今日届いた。あとあったかいおふとんとあったかい靴下とおとりよせのスープなんかが届く予定。
便利な世の中になりましたねー。

「よるくまクリスマスのまえのよる」 酒井駒子

よるくまクリスマスのまえのよるよるくまクリスマスのまえのよる
(2000/10)
酒井 駒子

商品詳細を見る


「ぼく… ぼくには サンタさん くるかなあ。こないのかもしれないね、だって ぼく わるいこだから。きょう ママに いっぱい しかられたから」
そんな心配をしているぼくと、そんなの大丈夫だよと優しく寄り添ってくれるよるくまとが、一緒にイブの夜を過ごすお話。



4歳の姉は図書館での選書がなかなか上手になってきた。ちょっと前まではほっておくと小さい赤ちゃん用の絵本とか小学生向けの絵本とかを選んだり適当だったけど今では内容を吟味し、表紙のタイトルを読み、自分の年齢にあった絵本を選ぶようになった。それが絵本ナビとかで『3〜4歳向き良書』とか紹介されているものだったりすると我が娘の選書眼にこっそりにんまりする。
そんなことはどうでもいいけど、これは自分が読みたくて予約した絵本。よるくまシリーズはおしゃれカフェに置いてあったり、大人のための絵本って感じが強いかな。あいかわらずのかわいいよるくまちゃん。個人的には「いいな。よるくまはいいな。まだちいさいからいっぱいだっこしてもらえて」ってセリフにぐっときた。うちの姉や妹たちも弟に対してそんなふうに思ってるのかなあ・・。

「チェリー」 野中ともそ

チェリーチェリー
(2007/09)
野中 ともそ

商品詳細を見る


伯父さんの家に住みついた「魔女」を追い出そうとアメリカにむかったぼく。ところが、そのひとは人見知りで、やせっぽちで、正直で…。すてきな恋の物語。『asta*』連載「ギャングスタとさくらんぼ」を改題し単行本化。


はじめてこの人の本を読んだけど、なんともかわいらしいおとぎばなしって感じでさらりと読めた。帰国子女の13歳のショウタがおじさんとともに訪れた町で出会ったモリー(おじさんの前妻の母親なのでかなりのおばあちゃん)と過ごすうち恋しちゃうというお話。
話の筋とかよりもさすがアメリカ在住、細かい小物使いや単語なんかの躍動感、が素敵でさくらんぼフェステバルのあたりなんかは翻訳ものをよんでるようなかんじ。野中柊っぽいかな。
こういうの読むと海外での生活っていいなあと毎度毎度思う。